フリーペーパー広告とは？フリーペーパー広告の効果を高めるデザインのコツから料金相場、出稿実績まで解説

フリーペーパーに広告を出稿したいと思ったことはないでしょうか？

例えば、新店舗オープンなので、エリアマーケティングを展開したい。その一つの広告手法として
地域に密着したフリーペーパーに広告を出稿してきたい。

あるいは、育児ママ向け商品なので、幼稚園で配られているフリーペーパーに広告を出してみたい。

上記のようなニーズがあるから、フリーペーパーをご検討するマーケティング担当者も
いらっしゃるのではないでしょうか？

フリーペーパーに広告を出稿して成果を上げるためには、
人を惹きつける効果的な広告デザインと適切な広告費で広告出稿する必要があります。

今回、この記事ではフリーペーパーへの広告を出稿において効果を高めるための
デザインテクニック、広告料金の相場、そして実際にフリーペーパーに出稿するクライアントについて
紹介させていただきます。

フリーペーパー 広告とは

フリーペーパー広告とは、無料で配布される情報誌に掲載する広告となります。
無料で配布されるフリーペーパーにさまざまな場所で配布されております。
そのため、媒体を適切に選ぶことによりエリアやターゲットを絞り込むことができます。
最初に、フリーペーパーに広告出稿するメリットとデメリットについて書かせて頂きます。

フリーペーパーに広告を出すメリット

フリーペーパーに広告出稿するメリットは以下の3つになります。
① 媒体によってターゲットとエリアを絞り込める
② 出稿し続けることによってリピーターを増やす
③ クーポンなどをつけやすい

詳しく説明させていただきます。

媒体によってターゲットとエリアを絞り込める

フリーペーパーによっては、幼稚園で配布されているフリーペーパー、東京の新宿から市ヶ谷あたりまで
配布されている境域エリアのフリーペーパー、名古屋市西区を中心に配布されているフリーペーパーに広告など、
さまざまなフリーペーパーがあります。全部で1,200誌以上ございます。
そのため、最適な媒体を選ぶことによりターゲットとエリアを適切に絞り込むことができます。

出稿し続けることによってリピーターを増やす

同じフリーペーパーに出稿し続けることによりリピーターを増やす可能性があります。
なぜなら、フリーペーパーはクーポンを付けやすく、ご無沙汰なお客様に対してアプローチができるので、
久しぶりにお店に行くきっかけ作りになります。

クーポンなどをつけやすい

媒体社に確認をする必要がありますが、一般的にはフリーペーパーは誌面にクーポンをつけやすいです。
広告の中にクーポンをデザインすることもできます。クーポンをつける内容を変えることによって目新しさを
変えることもできるので、ご無沙汰なお客様だけでなく、普段使いのお客様にも再利用させるきっかけ作りを
提供することができます。

フリーペーパーに広告を出すデメリット

フリーペーパーへの広告を出す際に考慮すべきデメリットは以下になります。

① 急に決定したキャンペーンには適していない
② 特定のエリアだけ配布したいというニーズに弱い
③ 広告が多いので紛れてしまう。

急に決定したキャンペーンには適していない

野球チームが優勝したと決まった時にキャンペーンを実施する場合、優勝が決定した後でないと
媒体を決めることができないです。月1回の発行のフリーペーパーが多いので広告が手配できない可能性が高いです。
このように急に決まったキャンペーンの集客のために出稿することができません。

特定のエリアだけ配布したいというニーズに弱い

特定のエリアで配布されているフリーペーパーが多いのですが、そのエリアの中によっては
配布されていない場所がございます。そのため、絞り込みすぎると全く広告ができなくなる可能性がございます。

広告が多いので紛れてしまう

フリーペーパーは無料で読めるというのは読者にとってのメリットなのですが、収益を広告に依存することになるので、
書店などで販売している雑誌と比べると誌面に占める広告の割合が多くなります。
広告が多くなる分だけ埋もれてしまうので、広告デザインを工夫するか、表周りと呼ばれる表紙裏や裏表紙など
目立つ広告スペースに出稿刷る必要があります。

フリーペーパーの広告効果を高めるデザイン

フリーペーパーに出す広告の効果を少しでも高めるためのデザインのコツについて
説明させて頂きます。

① 読者目線で課題に共感し解決策を書いてください

フリーペーパーは広告に依存するビジネスモデルなので、どうしても沢山の広告が出稿している分、
読み飛ばされがちになります。そのため、読者目線の内容を以下のポイントを出していく必要があります。

・「～～にお悩みの方へ」と分かるような文章
・具体的な解決方法
・オファー

「～～にお悩みの方へ」と分かるような文章

「～～にお悩みの方へ」というのは、旨いラーメン屋でラーメンを食べたい方へ
というように「～～」の箇所に広告掲載する商品・サービスを求めている人のニーズを書きます。
そのニーズが持っている方なら目にとまりやすくなります。この文章を考えるときに、　
更にもうひとつセグメント条件を入れると良いです。

例えばサラリーマン。旨いラーメン屋でランチをしたいサラリーマンの方へとすると、
ランチでラーメンを食べたい人には目にとまりやすくなります。

具体的な解決策

具体的な解決策とは、ニーズに対してどのような課題を解決できるかです。
例えば、先ほどのラーメンならメガ盛を全面に押し出して写真などを一緒に掲載するとよいかもしれません。

オファー

背中を押して貰える何かがあると買いやすくなります。そのため、今回のラーメンの例なら、
トッピング無料などをつけるとよいと思われます。割引ク－ポンもよいです。
ただ。料金に差をつけすぎるとリピートをされなくなるので、反響数とリピート率をテストするとよいかもしれません。

② キャッチのレイアウトを大きくします

最初のキャッチコピーの大きさは非常に重要です。大きさを変更しただけでレスポンスが大きく変わることもございます。
なぜなら、他の広告よりも目立つ可能性が高いからです。フリーペーパーのように広告が多い媒体では、
このキャッチコピーの大きさは非常に重要です。ただ、広告スペースに限りがあるので、その兼ね合いで最大限大きくしてください。

③ 画像の使い方に注意する

画像を実装する場合、課題を解決していることを何となく想起させる画像が望ましいです。
また、もし人の画像を使う場合、目線が合った方が良いです。
なぜなら、目線があると視線にむかって目が行くからです。この法則に従って重要なコピーや画像を
実装するとより読まれやすくなります。

フリーペーパーでの広告で効果を高めるポイント

フリーペーパーでの広告で効果を上げるには幾つかのポイントがあります。
フリーペーパーに出稿する際のチェックリストとしてご活用下さいませ。

広告出稿したいフリーペーパーの読者層を確認する

フリーペーパーに出稿する際には、読者層を確認して、商品・サービスを知って欲しい方々かどうかを
把握する必要があります。各媒体社が出している媒体資料に記載されている読者層を確認するだけでなく、
合わせて、媒体の誌面を見ることも良いと思います。

広告実績を確認する

過去の出稿実績を確認してください。特に継続して出稿しているクライアント業界はどこか？
どのクライアントが継続的に出稿するのかを確認することにより、広告効果が実際に
あるかどうか確認できます。また、広告内容も確認して参考になることが多々あることでしょう。

QRコードを実装する

紙媒体においてQRコードの実装は必須となります。QRコードを設置しておくと
反響がある際にかなりの数がQRコードに流れます。そのため、電話番号などのお問い合わせ方法を
できるだけ多く記載することが必須ですが、QRコードの設置が最も重要となります。

フリーペーパーの広告料金相場

フリーペーパーの広告料金相場について、地域密着型フリーペーパー、育児ママ向けフリーマガジン、
富裕層向け情報誌に分けて詳しく説明していきます。

地域密着型フリーペーパー

このタイプのフリーペーパーが最も多いです。タブロイド紙タイプとフリーマガジンタイプでは
少し変わってくるので分けて記載します。
部単価で算出していますが、広告掲載（純広告）での料金体系になります。

タブロイド誌

純広告を段単位の部当たり単価二換算すると以下になります。

@1.1～1.4円ほど。
※この部数に対して部数を掛けてスペース分をかけると代替の金額がでてきます。

14万部のフリーペーパーの場合、154、000円となります。よく使われる全5段で広告を実施すると、77万円ほどになります。
ただ、あくまでも定価なので、専門代理店に依頼して単価交渉をしたほうが
広告費が下がる可能性が高いです。（他の媒体ジャンルにも同じ事が言えます。）

フリーマガジンタイプ

広告掲載1ページ当たりの部単価：@3.5～5円となります。

そのため、6万部ぐらいの部数を発行しているフリーペーパーの場合、
21～30万円ぐらいになります。

育児ママ向けフリーペーパー

育児ママ向けフリーペーパーのように、ターゲットに特化した媒体の場合、
フリーマガジンタイプの媒体が多いです。

純広告1ページ当たりの部単価：@2.5円～@6.25円となります。

そのため、10万部の育児ママ向けフリーマガジンは、25万円～62.5万円ほどとなります。

富裕層向けフリーペーパー

純広告1ページ当たりの部単価：12.3円～60円

そのため、2万部発行の富裕層向けフリーマガジンの場合、最大120万円ぐらいになる可能性がございます。

フリーペーパーに広告を出稿する主なクライアント例

フリーペーパーには、以下のようなクライアントが定期的に出稿しております。

・通販会社：元気堂本舗、Xena（ジーナ）、財宝、ディーエムジェイ、
　　　　　　ライトアップショッピングクラブ、サントリーウエルネス、

・老人ホーム：ハーフ・センチュリー・モア、社会福祉法人聖隷福祉事業団、東急イーライフデザイン

・その他：明治、パナソニック、テアトルアカデミー、レゴジャパン、ワールド・ファミリー

フリーペーパー 広告についてのまとめ

フリーペーパーへの広告について、効果を高めるためのデザイン、広告料金相場、広告出稿実績について
説明させて頂きました。今後、フリーペーパーを検討するためのご参考になれば幸いです。