雑誌広告とは?メリットとデメリット、効果測定のやり方とは

#広告コラム

最終更新日:2023年08月22日

雑誌広告とは、出版社が書店やコンビニなどで販売している刊行物、企業が発行している社内誌など
さまざまなジャンルの雑誌に対して広告を出稿して
読者に対して商品・サービスを訴求する広告手法になります。

人の趣味嗜好に対して様々な雑誌が販売されております。
総務省統計局のデータによると、令和3年時点にて、発行されている雑誌数は2,536点となっております。
(参照:総務省統計局が発行する「日本の統計・第26章「文化」

今回、さまざまな雑誌に対して出稿できる雑誌広告について
メリットとデメリット、訴求力を上げるデザインのコツ、効果測定のやり方、
更には人気媒体を7誌ほどピックアップしたので、合わせて紹介させていただきます。

雑誌広告とは

雑誌広告は、雑誌のスペースを購入して広告として読者にアプローチする広告手法のことです。
雑誌は、雑誌は一定の期間で発行されるもので、市販目的の雑誌全般を指して
刊行頻度の高い一般誌や、自然科学分野において重要なメディアとなる学術雑誌、
中央官庁や地方公共団体によって刊行されるものの市販になるものが少ない官公庁誌、
会員への配布が目的の団体・協会誌、自身の作品の発表に用いられる同人誌、
企業のPRや社内報として刊行される企業誌などがあります。

また、雑誌を分類すると、総合誌、専門雑誌、趣味・娯楽、情報誌、子供雑誌と様々で、
掲載内容からターゲットを絞ることができ、特定のターゲットに向けて広告を展開することができます。

雑誌広告の特徴(メリットとデメリット)

雑誌広告の特徴をメリットとデメリットに分けて解説させて頂きます。

雑誌広告のメリット

保存性によって多くアプローチできる

定期的に刊行される雑誌は特定の読者がいるため、その雑誌をコレクションとして保存される方もいます。
また、気になる記事や内容に関しては何度も読み直したり、
繰り返し読むことによって広告も目にする機会が高くなるため、アプローチできる回数も多くなってきます。

信頼性がある

雑誌の広告に関しては、雑誌自体を有償で購入したり、国・地方公共団体が発行している官公庁誌、
社内報などが多いので、このような媒体は審査が厳しいことと、発行元の信頼性が高いので
読者にとって、広告は信頼できるという安心感につながるケースが多いです。。

誌面内容から広告を掲載する判断ができる

雑誌の場合、どのような情報を提供しているかを雑誌を読めば分かるので、
読者の年齢、性別、趣味嗜好をイメージしやすいです。そのため、自社の商品・サービスに合った媒体かどうかを
判断しやすいです。

また、他の広告から自社で考えているプロモーションとの相性も知ることができるので、
当てはまりそうな雑誌のみに広告出稿すれば費用対応かを算段することができます。

特定のターゲットにセグメントできます。

雑誌は誌面内容を読めば、どのような趣味嗜好を持ち、だいたいの年齢層、性別も
把握することができるので、読者層を明確にしやすいです。
だから、無駄なく情報が必要な人だけにピンポイントで発信できる有効な手段となります。

多様な広告スペースがある

後ほど詳細を記載しますが、雑誌広告は使うページや掲載方法がいくつもあります。
広告サイズの大きさによって広告料金を変えていたり、掲載場所によって
高校料金を変えております。

広告サイズの場合、1ページ、2ページ(見開き)、1/2ページなど様々です。
また、掲載場所の場合、目次は読まれるのでその対応するページ、背表紙、
表紙裏などさまざまな場所を広告スペースとして活用されております。

雑誌広告のデメリット

タイムリーの広告をできない

雑誌広告は、雑誌発行の2ヶ月くらい前までに申し込まないといけないので
急遽決まったキャンペーンの場合、広告を出稿したい雑誌にお願いしようとしても
広告出稿することができません。

実際に何名閲覧したか分からない。

雑誌の発行部数は、日本雑誌協会に加盟している場合、印刷証明付部数によって
公表されています。ただ、加盟していないと、媒体社が公表している部数が
そのまま公称部数となります。

ただ、この印刷証明付部数は印刷部数なので、実際に販売されたかどうかまでは
分かりません。広告に対するアクションを測定する方法は幾らでもあるのですが、
閲覧人数が分かりません。雑誌の場合、回し読みされる場合もございます。
この回し読みされる人数については、読者アンケートを調査するしか方法がないので
その情報を提供する媒体社が多いのですが、100%正確ではありません。

雑誌広告の広告枠の種類サイズ

雑誌広告の広告枠には、いくつかの種類があります。
広告枠には、「広告掲載場所」「色数」「ページ数」が組み合わされています。

掲載場所

表四裏表紙
表二表紙の裏面
表三裏表紙の裏面
特表二見開表紙の裏面から目次までのスペース
目次対向目次の対抗面にある部分
目次前目次の前のページ
目次裏目次の裏のスペース
コラム対向コラムスペースの対抗面
記事(編集)対向編集スペースの対向面

色数

4C(4色)フルカラー印刷
2C(2色)ブラックと特有のインクで印刷
1C(1色)ブラックのインクのみで印刷

ページ数

1P1ページ分のスペース
見開き見開いた2ページ分
観音観音開きになる特殊ページ
タテ1/2P1ページを縦に2等分した部分
タテ1/3P1ページを縦に3等分した部分
ヨコ1/2P1ページを横に2等分した部分
ヨコ1/3P1ページを横に3等分した部分
ヨコ1/4P1ページを横に4等分した部分

雑誌広告における効果測定のやり方とは

雑誌広告にて効果測定を実施するには、以下のやり方になります。
閲覧数を測定することはできないことを予めご了承くださいませ。

①QRコードを実装する

 60歳以下でしたら、QRコードのみでかなりのレスポンスを獲得できます。
 そのため、QRコードを分かりやすい場所に設置して下さい。
 小さくし過ぎるとレスポンスが下がる可能性があるので注意して下さいませ。

②電話番号を設置する

 60代後半の方が読者層の場合、電話番号を設置した方が良いです。
 この年代以上の方は、電話でお問い合わせなどをするケースが多いです。

③検索エンジンの検索用語を決める。

 意外にまだ利用できるのが、検索バーのデザインに検索語句を
 入力を広告に入れておくと、広告費用対効果の換算がしやすいです。

雑誌広告の入稿までの流れ

入稿までの流れは以下のようになります。

媒体プラン決定後に企業審査

出版社に対して広告出稿が可能かどうか企業審査、商品・サービス審査をします。

原稿作成、審査

雑誌に掲載する広告の原稿を作成していきます。
広告の目的に合ったメッセージを作り、制作した原稿を出版社に依頼します。
審査の基準は各出版社によって異なります。

広告申込

原稿が審査に通ったら、各出版社に対して広告申込をします。

入稿後に広告掲載

各出版社ごとに入稿データのフォーマットが違うため、フォーマットに合うように
入稿して無事広告が掲載されます。

最後に・・・

雑誌広告のデザインで重要になることは、購読者の目を引き付けるような広告にすることです。
ビジュアル面で訴求力があるような広告にするために、色彩やインパクトのある構成にしたり、
商品やサービスの告知を含めることでも大きな反響が期待できます。
有名誌であれば、媒体社に許可を取ることにより、
広告部分をマーケティングツールとしての商談や自社サイトへの掲載など利用価値も高くなるので、
効果が絶大であるだけでなく、企業やブランドの価値も向上することができるでしょう。

雑誌広告は、ターゲットになる消費者にピンポイントで広告展開することができるだけでなく、
訴求力を発揮することもできます。
信頼性も高い雑誌広告を活用してみましょう。

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