富裕層に効果的にアプローチするためのデジタルとリアルの広告手法を紹介

#富裕層マーケティング

最終更新日:2024年01月26日

富裕層にアプローチすることにお困りはないでしょうか?
折角、富裕層向け商品を開発したが販売するために、
どのようにアプローチをしたらいいのか分からないということはないでしょうか?

野村総合研究所の発表した「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、
純金融資産総額は333兆円と推計」
によると、「コロナ禍での消費や生活の変化」についても調査しており、
同率6位にて「インターネットショッピングでのご利用が増えた」(41%)、
「スマホやタブレット端末の利用が増えた」(41%)が挙がっております。

そのため、富裕層マーケティングにて富裕層を囲い込むために、
デジタルとリアルの両方のアプローチを活用するという考え方を持つ必要があります。

今回、この記事では富裕層へのアプローチを効率よく行える広告手法、それ以外のアプローチ方法を
紹介させて頂きます。

富裕層へのアプローチを効果的に行えるデジタルとリアルな広告手法

富裕層へ効果的にリーチすることができるデジタルとリアルの広告手法がございます。
富裕層を一括りにせずに富裕層をセグメントして、超富裕層・富裕層・準富裕層・
アッパーマス層ごとに広告アプローチの方法を変える必要があります。
理由として、資産額が違うと購入できる商品・サービスも変わってくるからです。

以下の図について、左側のピラミッドは野村総合研究所が定義した金融資産を
ベースに富裕層をセグメントしております。こちらを参考にして
各富裕層ごとに広告でのアプローチ方法を紹介させて頂きます。

富裕層の資産別市場規模と規模別アプローチ方法を紹介

純金融資産額の階層別に見た保有資産規模と世帯数
 (参照元:野村総合研究所の富裕層調査

超富裕層・富裕層向け広告アプローチ

全世帯数に対して、0.16%の超富裕層は非常に限られています。
また、富裕層に限っても2.2%とこちらも狭き門です。
この超富裕層・富裕層は、富裕層の中でも最もプライバシーなどを気にする層で保守的です。
付き合いを開始するまで非常に時間がかかることと、
周りから情報が入ってくる仕組みができあがっています。
この層を集客する場合、既に信頼関係を構築されている組織の力を借りる必要があります。
そのため、富裕層向け会員誌が最適なアプローチ手法のひとつになります。
また、その媒体を発行する組織が開催するイベントへの協賛も非常に良いです。

準富裕層向け広告アプローチ

全世帯数に対して6%となる準富裕層でもまだリーチすることが非常に難しいのですが、
リアル媒体とネット広告の両方を組み合わせることが有効です。
準富裕層向け会員誌やネット広告の中でも富裕層向けにアプローチできる数サイトがございます。
こちらを活用するか、facdebook広告にて役職で社長・事業オーナーに
絞り込んでアプローチもできます。ただ、個人事業主も数多くいるため、
このあたりを除外設定でセグメントするとよいと思われます。

アッパーマス層向け広告アプローチ

アッパーマス層に対して有効なのは、ネット広告になります。パワーカップルと呼ばれる、
子育て世代のダブルインカムである共働き世代にアプローチするには
最適な層になります。個人年収で言うと700万円前後となり、facebookやGoogle広告でも
年収上位10%(年収700万円以上)というセグメントで広告展開をすることができます。
タワーマンションの下層階、高級な部類に入ってくる商品サービスを展開する際には
最適な広告手法になります。

広告手法以外での富裕層へのアプローチ手法

富裕層をネットワークしている会員組織へのアプローチ

富裕層をネットワークしている組織・団体がございます。
こういう組織では定期的にパーティーや会合を開いているため、
そこへの協賛も非常に有効な手立てになります。
パーティーへの協賛となると、パーティー会場で接点を持つことができるため、
富裕層コミュニティに入り込む一歩になります。

富裕層と取引をしている企業とのコラボレーション

富裕層に対して既に商品サービスを提供している企業と
一緒に企画して販売することは非常に有効と言えます。
例えば、ファッションに興味のある富裕層はジュエリーにも興味がある可能性が非常に高いです。
そのため、富裕層にファッションを販売している銀座ファッション店に対して、
コラボ企画を持ち込むということは非常によい。

デザインが洗練された自社サイトを構築し富裕層を囲い込む

富裕層も同じ富裕層からの情報提供、所属する組織からの会員誌で読んだ内容、
その他どこかで知った情報に対して裏取りをするための1つの方法として
ネットで検索してその情報を提供している企業を調べます。

そのため、社名やサービス名でグーグルにてキッチリ上位表示されることは当然として、
そのサイトについても富裕層の好みの合うような洗練されたサイトでないと
胡散臭さを感じてアクションを起こさなくなります。

最終的な行動は知人を介して紹介をもらうかも知れませんが、
サイトをチェックすることは間違いないです。
だからこそ、よいサイトを構築していく必要があります。

まとめ

富裕層マーケティングで、デジタルとリアルで富裕層を囲い込むには、
まず富裕層に対して理解して頂き、自社にあった富裕層に対して、
適切な方法でアプローチすれば良い結果が出る可能性が高まります。

富裕層へのアプローチについては、
デジタルとリアル広告をどのような比重で組み合わせるのかが非常に重要となります。
また、今回紹介した他社の富裕層ビジネスもご参考のひとつにしていただき、
自社の富裕層マーケティングを実戦して頂ければ幸いです。

 

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