広告デザイン、もう勘違いしない!広告で売上をあげるデザインのコツ、テンプレートを解説、更に広告デザインの本も紹介

#広告コラム

最終更新日:2024年02月09日

<はじめに>

広告デザインを考える上で、よりクリエイティブなものを、
より派手な広告デザインをと考える必要は全くありません。

というのも、広告デザインの目的は自社がターゲティングした顧客に対して
正確に商品やサービス内容を宣伝することが目的だからです。

ここでは、広告デザインにおいて売り上げをあげるデザインのコツや、
テンプレートについて、さらに広告デザインでためになる書籍をご紹介します。

力を入れている商品やサービスだからこそ、
その商品の魅力を120%伝えられる広告を打ち出せるよう、
本記事をぜひご覧になってください。

広告デザインで売上を上げるとは?

広告デザインで売り上げをあげるためには、
デザインのための広告ではなく
売り上げに直結するような広告デザインが求められます。
売り上げに直結するための広告にするためには、
以下のようなポイントをおさえておく必要があります。

①売上をあげるための広告デザインのコツ
②広告デザインのテンプレート:新・PASONAの法則

1つずつ見ていきましょう。

売上をあげるための広告デザインのコツ5選

ここでは、広告デザインで売り上げをあげるためのコツを5つご紹介します。
それぞれ重要な項目ばかりですので、ぜひチェックしてください。

 

訴求したい部分にチラシのカラーとは真逆の色をつける

多くのチラシは、企業ブランディングの観点や訴求したいターゲットに合わせて、
メインカラーを決定しているはずです。

例えば、子供向け学習教材のチラシなら淡いカラーをベースにしたり、
女性向けの化粧品用のチラシなら、
ピンクや青をベースに使用されることが多いですよね。

ですが、ベースカラーを尊重した上で、
訴求したい箇所にベースカラーとは真逆の配色を加えたらどうでしょうか。

一見、邪道とも思われる方法ですが、
ワンポイントで訴求したい内容がある場合には、
顧客から目にとまりやすく販促効果が高まります。

使用感のわかる写真を掲載する

広告デザインを考える上で、画像を用いて訴求した方が良いことがあります。
たとえば、アパレルジャンルやダイエット商品、家具、フィットネス商品などです。

これらの商品は画像を掲載することで、どのような商品なのか、
どのようなサービスなのかを一目で判断できるためおすすめ。

しかし、これらの画像を掲載する際にもポイントがあります。
それは、「使用感のわかる写真を掲載する」ということです。

たとえば、ダイエット食品であれば定番化していますが
ダイエット前のビフォー画像と、
ダイエット後のアフター画像を掲載します。
顧客から見ると、
このダイエット食品からどのような姿になれるのかを想像しやすくなります。

また、アパレルジャンルであってもモデルを起用した着用写真を掲載することで、
その洋服の着心地や印象を連想させ、確実にベネフィットを提供することができます。

誰に向けての広告デザインなのか分かりやすく掲載する

広告デザインは、
戦略を練った上で誰に向けて広告を打つのかを明確にする必要があります。

たとえば、「お客様の皆さまへ」と記載するのではなく、
「肌荒れに悩む全ての女性へ」など、
一目見て誰に向けての広告なのかを判別できるようにしましょう。

おそらく多くの企業で、「ペルソナ」を設定している場合が多いですから、
そのペルソナに沿って分かりやすい広告デザインを考えていきましょう。

既存客を対象にする広告の場合には、
「〇〇を1年以上ご利用頂いている皆さまへ」と記載するのも良い方法です。

商品やサービスのメリットを記載する

広告デザインにおいて重要視しなければならないのが、
「商品やサービスのメリットを記載する」ということです。

商品やサービスのメリットとは、単に「新素材の〇〇を使用した」や
「〇〇成分を配合した」などとしている企業が多いですが、
これらの情報は顧客から見ると、どのようなメリットがあるのか想像できません。

これらを踏まえて、「一晩快適に疲労知らずの新開発枕を採用」とするなど、
その商品を購入したことによって、どのような姿になるのかを明確にしましょう。

気になるキャッチコピーを盛り込む

広告デザインの内容を顧客に伝えるためには、
そのきっかけとなる「キャッチコピー」が必要です。

キャッチコピーは、
広告を読んでもらうための工夫としてマーケティング上も非常に重要です。

キャッチコピーの活用方法としては、顧客に疑問文を活用する方法があります。
疑問文を活用することで
「えっ?なんだろう」と顧客に対して広告への興味を引きつける作用があるのです。

たとえば、極端な例でいうと引っ越しサービスを提供する会社が
「引っ越しサービスやめました」というキャッチコピーを打ったら
「えっ?どういうこと」と多くの顧客が注目しますよね。

このように、疑問文を投げかけるキャッチコピーは、
自社商品やサービスに目を向けてもらうための良い方法の1つです。

広告デザインのテンプレート:新・PASONAの法則

マーケティング担当者の方で、「PASONAの法則」をご存知の方は多いはず。
PASONAの法則とは、
1999年に日本一のマーケッターと呼ばれた「神田昌典」氏によって提唱された、
セールスレターのテンプレートのこと。

それぞれ、下記の頭文字をとって名付けられました。

<PASONAの法則>
・P:Problem(読み手の問題を提示する)
・A:Agitation(問題をあぶりたてて明確にする)
・So:Solution(解決策と証拠を提示する)
・N:Narrow down(限定性・緊急性でお客を絞りこむ)
・A:Action(行動へのあと押しをする)

PASONAの法則を利用して作られたセールスコピーは、
総額100億円を超えるなど、多くの成果をあげたテクニックなのですが、
「A:Agitation(あぶりたて)」に関して、
「読み手と同じ痛みや同じ希望をもっていることを伝える」という
本来の意味合いが誤解をされてしまい、
「消費者の不安や気持ちを煽る」という意味で使用されることもありました。

そこで、その誤解を解くために提唱されたのが「新・PASONAの法則」です。
この法則では、
Agitation(あぶりたて)をAffinity(親近感)に置き換え、
So:Solution(解決策と証拠を提示する)を
S:Solution(解決策)と0:Offer(提案)の2つに分けました。

<新・PASONAの法則>
・P:Problem(読み手の問題を提示する)
・A:Affinity(親近感)
・S:Solution(解決策)
・O:Offer(提案)
・N:Narrow down(限定性・緊急性でお客を絞りこむ)
・A:Action(行動へのあと押しをする)

 

広告デザインのテンプレート「新・PASONAの法則」についてそれぞれ解説していきます。

P:Problem(読み手の問題を提示する)

読み手が潜在的に悩んでいることや、なりたい姿、希望を明確にします。
新・PASONAの法則でも、顧客の困っている部分に焦点を当てて、
コピーを考えることに軸をおいています。

これは、行動経済学等に基づいて人の欲の中では
「得たい欲」よりも「避けたい欲」の方が圧倒的に強いと言われているからです。

例)
40代になってますますひどくなるお肌の乾燥、最近化粧のノリが悪い、
あぶら肌になったなど、毎日のスキンケアでお悩みではありませんか?

 

A:Affinity(親近感)

新・PASONAの法則で新たに提唱された「Affinity(親近感)」という項目。
これは、旧PASONAの法則であった「あぶりたて」という項目によって、
消費者の不安を煽り立てるという誤解があったことから改変されました。

読み手と同じ気持ちに立って、コピーを考えるという意味です。

例)
かさかさのお肌だと、人前で不必要に周囲の視線を気にしてしまうことってありますよね。
実は開発者の私自身が長年乾燥肌で悩んでいた一人でした。

 

S:Solution(解決策)

読み手の気持ちに立って、悩みや問題に共感していることを伝えたら、
次はその悩みの「解決策」を具体的に提示します。

例)
長年乾燥肌に苦しんでいた開発者の私ですが、
開発中に最善の解決策に辿り着きました。
それは、お肌のオイルマッサージを毎日洗顔後に行うことです。
実際に、モニター10名の生の声をお届けします。

 

O:Offer(提案)

オファーとは、顧客に対してより具体的な提案をするという意味です。
前章で解決策を示したら、
その解決策をもっと身近に感じてもらえるような商品やサービスの提案をします。

例)
このように洗顔後にオイルマッサージを行うと、
長年乾燥で苦しんでいた方の乾燥状態が最大95%も改善。
しかし、毎日忙しい方にオイルマッサージは大変ですよね。
そこで、お届けするのが有機オイル配合の「美容液〇〇」です。

 

N:Narrow down(限定性・緊急性でお客を絞りこむ)

顧客に対して、ご提案した商品やサービスをいち早く購入してもらうために
「緊急性や限定性」でお客を絞りこみましょう。

限定的な情報を盛り込むことで、購買意欲を促します。

例)
今なら初回限定キャンペーンを実施中です!数に限りがあるため先着○様限りとなります。

 

A:Action(行動へのあと押しをする)

購買意欲を掻き立てる限定性を示したら、
あとは顧客の購買行動への後押しをしてあげましょう。

例)
今回のキャンペーンは、新商品リリースのための今回限りのものです。
同様のキャンペーンは2度とできませんので、お早めにご注文ください。

 

新・PASONAの法則を利用して、最適な広告デザインを訴求していきましょう。

売上を上げる広告デザインために学ぶべき書籍

ここでは、広告デザインで売り上げをあげるために
おすすめの書籍をご紹介させて頂きます。

稼ぐ言葉の法則

出典:Amazon公式ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4478067481

日本一のマーケッターと呼ばれた「神田昌典」氏によってリリースされた
「新・PASONAの法則」を徹底的に学べる書籍です。
それぞれ、売れる公式を41例解説しています。

広告デザインに力を入れたい担当者だけでなく、
クライアントやお客様にサービスを提供する全ての業種にためになる書籍です。

禁断のセールスコピーライティング

出典:Amazon公式ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4894516179

さきほどもご紹介した日本一、有名なマーケッターと呼ばれた「神田昌典」氏が書かれた本書。
「実践会が行っていた6つの基礎」から
「DMで反応を得る必殺の公式」など
究極のセールスライティングのテクニックが盛り込まれています。

レスポンス広告のツボ

引用:Amazon公式ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/438205642X

本書は、DMから新聞広告まで、レスポンス広告の基礎知識から、
具体的なノウハウまでを体系的にわかりやすく教えてくれる書籍となっています。
これからDMや新聞広告に力を入れたい
マーケティング担当者にもおすすめしたい内容です。

まとめ

広告デザインは、デザイン性が全てではありません。
その目的、特に売るための広告では、誰に何を伝えたいのかを明確にした上で、
それらのターゲットにわかりやすく自社の魅力を伝えることです。

ぜひ、本記事のコツやテンプレートを活用していただければ幸いです。

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