同封同梱広告とは、「会員誌」や「通販カタログ」、「クレジットカード請求書」、「定期購読誌」、
「購入された商品」などを自社会員・顧客に送る際に、他社のチラシ、リーフレット、小冊子、
化粧品などのサンプルを一緒に送る広告手法になります。
今回のコラムでは、同封同梱広告の料金相場、
チラシのデザインをするにあたってのコツ、メリット・
紹介させていただきます。
通販化粧品、通販健康食品、通信教育、不動産、不動産投資、
さまざまなクライアント様が同封広告、商品同梱広告を活用して新規見込み顧客を獲得しております。
同封同梱広告を活用して、新規見込み顧客を行いたいなら 15万件の広告実績データベースをもとに、
御社のニーズにあった媒体を無料で選定いたします。こちらからご連絡くださいませ。
同封同梱広告とは、
同封同梱広告とは、同封広告と同梱広告に分かれます。同封広告とは、
通販カタログや会員誌などの郵送物と一緒にチラシやリーフレットを入れて送る広告手法となります。
また、同梱広告は、通販やECサイトなどで注文された商品が消費者へ届けられるときに
商品と一緒にチラシ・サンプル等を梱包して送られる広告手法のことをいいます。
同封同梱広告の種類と広告訴求できるターゲット
同封同梱広告には、以下のように実施できる媒体のジャンルを分けることができます。
通販カタログ誌
通販カタログごとにターゲットが分かれております。例えば、40代~50代の女性、看護師、シニア、
旅行好きな方などになります。そのため、広告を訴求したいターゲットは分かりやすいです。
会員誌
会員誌についても媒体によってターゲットが変わってきます。
カード会員誌の場合、ゴールドカード保有者へ広告訴求することができます。ケーブルテレビ番組ガイド誌なら
テレビをよく見る中高年からシニアにリーチできます。教職員退職者、老人倶楽部会など様々な会員誌が
ございます。
商品同梱
通販カタログ誌やECサイトにて購入したプロダクトと一緒に販促物を同梱して送ることができます。
ターゲットは、通販カタログ誌やECサイトを閲覧すると把握できるので把握しやすいです。
40代~50代の女性、シニアなどに広告訴求をすることができます。
同封同梱広告の効果(メリットとデメリット)
同封同梱広告のメリット
メリット1:ターゲットにピンポイントで訴求できるから費用対効果が高い
通販カタログや会員誌、定期購読誌などを活用して同封広告を実施する場合、
媒体社はカタログや会員誌の読者属性を把握していることが多いため、
その属性(年齢、性別、配布地域、年収など)情報から媒体を絞り込んで広告を 出稿することができます。
例えば、アクティブシニアにリーチしたい場合なら、シニア向けの旅行通販カタログ等、
富裕層にリーチしたい場合、 医師会が発行する医師向けの会員誌などがございます。
ピンポイントに広告を配信できるターゲットとして、 通販で週品を購入するアクティブシニア、
経営者、ECにて商品を購入した 30代~40代女性、医者、弁護士、資産化などの富裕層、育児ママ、
妊婦、クレジットカード利用者など様々なターゲットにてリーチできます。
メリット2:アクティブな会員にチラシを配布できる
媒体社の会員・顧客に送るカタログ、会員誌は制作費から送料までの経費を媒体社が負担しているため、
採算の合う会員にしか配布されません。
そのため、読者の傾向に合った商材・サービスの広告を出稿すると、
高い反響が得られる可能性が非常に高いです。
更には、その顧客・会員も同封されたチラシや同梱されたチラシ・リーフレット・サンプル等を
自分たちが所属している会員組織(媒体社)のオススメ商品として捉えるため、
クライアントの商品・サービスに対して安心して主体的にアクションを起こす可能性が高いです。
メリット3:チラシ1枚あたりの広告料金がDMより安い
DMと比較した場合、同封広告や商品同梱の方が広告料金が安いです。
B3サイズのチラシを送付する場合でも、B4サイズのチラシと同じ料金設定であることが多いです。
同封広告 | 商品同梱広告 | DM | |
A4のチラシ 1枚あたりの広告料金 | 6円~15円 | 12円~25円 | 80円~100円 |
※弊社調べ(2023年5月現在)
※いずれもチラシの印刷費を除いたチラシ1枚あたりの広告料金になります。
※いずれも税別料金となります。
同封同梱広告のデメリット
デメリット1:新聞オリコミ、ポスティングよりも料金が高い
一方で、新聞オリコミやポスティングと比べた時の同封同梱広告の広告料金は高く、
専属の配達員によって配布されることが多い新聞オリコミや
ポスティングエリアの方が細かく配布地域を設定することができます。
同封広告 | 商品同梱広告 | 新聞折込 | ポスティング | |
A4のチラシ 1枚あたりの広告料金 | 6円~15円 | 12円~25円 | 3円 | 5円 |
※弊社調べ(2023年5月現在)
※いずれもチラシの印刷費を除いたA4のチラシ1枚あたりの広告料金になります。
※いずれも税別料金となります。
デメリット2:商材やサービスによっては広告出稿ができない場合がある
媒体社ごとに商材・サービス、企業への審査基準があるので
どのような商材でも広告を出稿できるとは限りません。
例えば、カタログ通販会社が発行する通販カタログ誌への同封広告の場合、媒体社が取り扱う商品とバッティングする場合、
広告出稿をお断りされてしまうことがあります。
また、ゴールドカード保有者向け会員誌の場合、商材審査を通過してもゴールドカード利用者に相応しい広告でないと
広告内容に対する審査が落ちてしまうケースがございます。
同封広告・同梱広告の料金相場
同封広告・同梱広告の料金相場ですが、以下のようになります。
媒体や実施する部数によって変わりますが、最低ロットでの記載をしております。
最低価格は以下の数値でご認識いただければ幸いです。
・同封広告 :@ 4~15円/部
・同梱広告(商品同梱) :@5~25円/部
富裕層向けの媒体については上記よりも高く、同封広告の料金相場は@20~50円になります。
また、エリアセグメントなどのセグメント条件をつけると料金があがります。
※上記の料金には印刷費用が含まれておりません。
同封広告・同梱広告の平均的なレスポンス率
同封・同梱チラシ広告の平均的なレスポンス率は、同封広告のレスポンス率では0.07~0.12%になり、
商品同梱のレスポンス率としては同封広告の1.3~1.7倍になります。
同封広告・同梱広告で媒体の反響テストする場合、
同封広告では5万部、商品同梱では3万部実施するとよいです。
理由として、30~50件ほどの反響数がないと
本格展開したときにレスポンス率が大きくぶれてしまうからです。
同封広告・同梱広告に関するチラシデザインのコツ
デザインのコツ1
Z線を意識して重要なコンテンツを実装することが重要です。
チラシを見る人間の目線は、下の図のように左上から右上、そして、左下に下がり、
最後に右下へと目線を映していきます。
そのため、Z線を意識してチラシをデザインする場合、以下の3点に注意しましょう。
その目線の先に重要な情報を載せることが大切です。
紙媒体の場合、中高年以上のターゲットを意識してください。
10p以上のため、毎日読む読み慣れた新聞のフォントサイズに合わせた方が
同封広告・同梱広告の広告出稿実績
通販業界(総合通販カタログ、化粧品・健康食品・雑貨・食品等の単品通販会社)、老人ホーム、不動産、
不動産投資、飲食チェーン店、通信会社、食品宅配などのクライアントが継続的に出稿しております。
事例1:アクティブシニア向け旅行通販カタログの事例
・クライアント:介護マンション
・実施概要:
全国で展開している計2,300の宿・ホテルを紹介するシニア向けの
旅行通販カタログ誌を活用し、以下の2項目のセグメントを行い、
介護マンションのチラシを同封しました。
ターゲット :年に数回以上、旅行に行っている貯蓄の多いシニアの会員
配布エリア :介護マンション付近にエリアを絞り込んでチラシを配布
結果、資料請求20件以上、見学会参加申し込みが10件以上あり、
当初の目標の倍以上の問い合わせを獲得しました。
事例2:医師組織が発行する医師向けの会員誌の事例
・クライアント:分譲マンション
・実施概要:
医師の福利厚生を支える医師協同組合に所属する全国の医師に
直接郵送されている会員誌にて、
広島県の平均単価8,000万円分譲マンションのチラシを配布したところ、
数十部屋の物件契約を獲得しました。
この会員誌では、他にも高級外車などで高い反響が出ており、
年間を通じて数十台の販売している実績があります。
事例3:学校・幼稚園公認の育児ママ向けサービスを活用した同梱広告の事例
・クライアント:食品宅配会社
・実施概要:
全国4,300以上の幼稚園・保育園・小学校などの教育機関と提携している
年間行事の写真を撮影・WEBで販売しているECサイトを用いて、
子育てママを対象に商品同梱を実施。
結果として、0.5%以上のコンバージョン率と高い反響を獲得し、同時期に
実施した他の媒体と比べ、最も高い反響の媒体となりました。
(情報提供元:広告媒体情報「スタートライズメディアカタログ」)
まとめ
同封広告・同梱広告について、メリットとデメリット、料金相場、チラシデザインのコツなどを
紹介させて頂きました。同封広告、同梱広告に出稿される場合の基礎知識としてご活用頂ければ幸いです。
同封広告をご検討する段階から効果測定までの流れを説明した記事がございます。
こちらもご参考にしてくださいませ。
関連記事:同封広告を実施するための4ステップ(検討段階から効果測定まで)を解説