YouTube広告一覧と広告効果に合わせたYouTube広告の組み合わせ方を紹介

#広告コラム

最終更新日:2024年02月09日

YouTubeは、エンタメに限らずアウトドア、ビジネス、歴史などの
コンテンツを幅広く視聴出来るから約6,200万人の
国内ユーザー(10代~50代の幅広いユーザー)が利用しています。
そのため、YouTube動画広告を配信することで
それらの幅広いユーザーへのリーチを期待できます。
ここでは、商品・サービスの利用促進や購入、
ブランディングといった広告目的で利用できるYouTube広告のメニューと
広告目的に合わせた広告の組み合わせについて紹介させて頂きます。

YouTube広告一覧

YouTube広告は、「Truwviewインストリーム広告」「Trueviewアクション広告」
「バンパー広告」「マストヘッド広告」の4種類に分けられます

TrueViewインストリーム広告

概要

YouTubeの動画広告において、最も利用されている広告メニューの1つです。
動画の前後(ミッドロール/ポストロール)や途中(ミッドロール)に
表示される広告が表示されます。動画の0~30秒が「表示回数」としてカウントし、
30秒以上の広告動画の再生を「視聴回数」としてカウントします。
広告動画が再生されてから5秒で「スキップボタン」が表示されるので、
その5秒以内にユーザーへインパクトを与えることで
高い広告パフォーマンスの向上を期待できます。

・動画広告の再生から広告料金の発生までの流れ

料金体系

『インストリーム広告』には、大きく2種類「スキップ可能な広告」と
「スキップ不可の広告」があり、それぞれに異なる料金形態が設けられています。

広告メニュースキップ可能な広告スキップ不可の広告
料金体系CPV(広告視聴回数1回あたりで発生する広告費)CPM(広告表示回数 1,000 回あたりで発生する広告費)
広告費の課金広告動画が30秒以上(※)ユーザーに「視聴」されたとき動画広告の表示回数1,000回毎に「表示」されたとき
30秒未満の動画広告が最後まで再生されたとき
オンラインでの行動

(リンクのクリック、フォームの記入など)

 

関連まとめ
TrueViewインストリーム広告とは?その特徴 課金条件に関する視聴の定義、ターゲティングを解説

 

TrueViewアクション広告

概要

『TrueViewアクション広告』は、商材の「利用促進」や「資料請求」などと
「コンバージョンの獲得」を目的に実施される広告メニューです。
通常の動画広告が再生された後に数秒間、
外部サイトへ遷移を促すための画面が表示されます。
見出しや行動を促すフレーズなどクリックできる画面が増えるため、
より多くのコンバージョンの獲得を期待できます。

料金体系

『アクション広告』には、広告費の料金体系となる入札方式に
『コンバージョン数の最大化』と『目標コンバージョン単価』の
2つが設けられています。

『コンバージョン数の最大化』は、
Googleによりキャンペーンの日予算のなかでコンバージョン数を最大化します。
継続的に広告状況を機会学習し最適化が行われます。

『目標コンバージョン単価』は、事前にコンバージョン1件あたりの目標CPAを設定し、
指定した広告予算内で収まるようにGoogleにより広告予算を考慮した
調整が絶えず機械学習で行われます。

関連まとめ
TrueViewアクションとは?コンバージョン目的のYouTube広告「TrueViewアクション」についての完全ガイド

 

ディスカバリー広告

・検索ページ

・動画再生ページ

・動画再生ページ

概要

『Trueview ディスカバリー広告』は、YouTube内におけるバナー広告のような
立ち位置の広告メニューの1つです。
『インストリーム広告』や『バンパー広告』などのようにコンテンツの前後や
途中に動画広告を挟むのではなく、動画の検索画面や動画再生ページの
右側に特定の広告動画へ誘導するためのサムネイルと広告文を表示します。
上記の画像で確認できますが広告表示のされ方が
利用する端末(PCやスマホなど)や画面によって異なります。

料金体系

『ディスカバリー広告』の料金体系は、ユーザーが広告をクリックし、
予め設定されたリンク先の動画広告が再生されたときに
広告費が発生する仕組みになっています。

他の広告メニューと異なり、単独の広告施策としての実施ではなく、
他の広告メニューと併用したプロモーションとして、
広告動画への誘導を目的に実施されるケースが多く見られます。
YouTube広告において、最も動画の再生回数やチャンネル登録者数の
伸びを期待できるプロモーションとなっています。

関連まとめ
TrueView ディスカバリー広告とは?メリットと効果、課金形態、設定方法など広告開始に必要な知識を解説

 

バンパー広告

概要

『バンパー広告』は、YouTubeの動画広告の中でも
「サービスの認知向上(ブランディング)」を目的とした
プロモーションで利用されている広告メニューです。
大きな特徴として、スキップできない6秒以内の短い広告動画が配信されます。

短時間の動画再生(6秒以内)となるため、
ユーザーへ与えるストレスや不快感が少なく、
習慣的に広告をスキップしているユーザーにも広告が
リーチするようになるのでインパクトのある広告を配信すれば、
訴求した商材・サービスのイメージがユーザーの記憶に強く残ります。

料金体系

『バンパー広告』の料金体系は、
「CPM(広告表示回数 1,000 回あたりで発生する広告費)」で設定されており、
インプレッション単価が低くなっているので、
多くのユーザーへ動画を視聴されやすくなっています。

関連まとめ
バンパー広告とは?成果を上げるために必要なメリットや効果などの知識、入稿規定、設定方法および活用事例を紹介

 

マストヘッド広告

・PCで表示されるマストヘッド広告/デスクトップビデオマストヘッド

・モバイル端末で表示されるマストヘッド広告/モバイルビデオマストヘッド

・テレビで表示されるマストヘッド広告

概要

『マストヘッド広告』は、YouTubeを利用する多くのユーザーが
コンテンツを探すときやアクセスするときなど経由する
ホームフィード画面(YouTubeのトップページ)上に表示される広告メニューです。

PC、モバイル端末(スマホ、タブレットなど)、
テレビといった様々なディバイスで広告が配信でき、
YouTubeの最も目立つ場所へ広告を配信できるため、
商品/サービスの認知向上を目的とするブランディング効果や
販売イベントなどの情報を短期間で大規模なユーザーへ周知などで利用されています。

広告出稿にあたって

『マストヘッド広告』は、広告出稿にあたって、事前予約が必要であり、
開始日の3週間前までに広告枠を予約購入できなければ、
キャンペーン開始時期が遅れてしまうこともあり、
余裕のあるスケジュールでの実施が推奨されています。

関連まとめ
マストヘッド広告とは?商品認知度を最大化させる広告の特徴やメリット、料金について解説

 

目的に合わせたYouTube広告の組み合わせ

上述したようにYouTubeでは、様々な広告フォーマットが設けられており、
見え方の異なる複数の広告を組み合わせることで、
ユーザーへ伝えられる情報量が多くなり、
それぞれのフォーマットの強みを活かしたキャンペーンの実施が可能となります。
ここでは、YouTube広告の組み合わせの一例とその効果を紹介させて頂きます。

反響を求めるなら、TrueViewアクション × カスタムインデントオーディエンス

『カスタムインデント』とは、Googleでの検索行動履歴に基づくターゲティングになります。
(Googleディスプレイネットワークにも同名のターゲティングがありますが、
こちらは興味関心ベースのターゲティングで機能が全く違います。)
具体的には、検索キーワードを指定することで、
直近にてそのキーワードを検索した人をカスタムインデントオーディエンスとしてリスト化し、
それをターゲティングとして利用することができます。
例えば、敏感肌をキーワードとして選択すると、
敏感肌について検索した人たちに、Youtubeで動画広告を配信できます。

このカスタムインデントオーディエンスは、
ターゲットの課題意識や興味を想定してキーワードを指定できるため、
受け皿として適切な動画広告を用意しておけば高い広告効果を期待できます。

例えば、敏感肌 化粧品で検索したユーザーに対して、
敏感肌にお悩みの女性向け通販化粧品の動画広告を配信出来れば高い反響が見込めます。

具体的には以下のようなキーワードで組み合わせると効果が高いです。
・リスティング広告にて入札単価が高騰している、ある程度ボリュームのあるキーワード
・自社商品と似たメリットを提供している商品(競合商品など)の名称
(リスティング広告ではできない)

ブランディング効果を求めるなら、バンパー広告 × TrueViewディスカバリー広告

6秒以下の短時間でユーザーへのインパクトを残すことのできる
『バンパー広告』でユーザーの関心を高め、
広告再生中にURLを表示できるディスカバリー広告を
活用するとよりユーザーを誘導しやすくなります。

まとめ

YouTube広告には5種類の広告配信フォーマットがあります。それぞれ特徴があります。
YouTube広告を活用してレスポンスを獲得する場合、
TrueViewアクション広告に対してカスタムインデントオーディエンスを活用すれば、
動画広告を活用して反響を得やすくなります。
また、ブランディング効果を高めたければ、バンパー広告と
他のYouTube広告フォーマットを組み合わせることをオススメします。

 

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