動画広告とは!?メリットとデメリット、動画広告で効果を出すために、必要な動画制作のコツを解説し、事例を紹介

動画広告とは、YouTube、Facebook、Instagram、Twitter等に掲載できる動画広告になり、
インストリーム広告、インフィード広告、インバナー広告等の種類がございます。

この動画広告ですが何気なくYouTubeを見ていたら、すごく興味のある広告が表示されて、
ついついクリックしてしまうことはありませんか。

動画広告市場が急成長している中で、最近では非常に多くの広告を目にする機会が増えてきました。

スマホ利用者の増加やYouTube等の動画プラットフォームの拡大、
テレビ依存からネット環境への変化など様々な要因が重なり需要が増えています。

また、5Gの普及によりさらに動画市場が活発化すると期待されています。

ここでは、成長中の市場である動画広告について、導入するメリットや効果の出し方、
配信先と単価設定、制作のコツから事例に至るまで、詳しくご紹介します。

動画広告を検討中のマーケティングご担当者様もぜひ参考にしてください。

動画広告市場は急激に成長

参考元:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施|サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125

株式会社サイバーエージェントは動画広告に特化した研究機関「オンラインビデオ総研」において、
株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告市場の動向調査を行いました。

上記画像は、それら調査結果を示したものですが、これを見ると2020年度の動画広告市場は、
3,289億円と昨年と比較しても、697億円も成長しています。

また、2023年には5065億円に到達する見込みで、
いかに動画市場が活発化しているかが理解できるかと思います。

その他、グラフでご覧頂ける通り、動画市場の主要デバイスはスマートフォンとなっており、
モバイル端末の普及と共に市場が拡大していることも伺えます。

良質な動画媒体やコンテンツの増加、SNSにおいても動画広告を
積極的に導入できるようになったことから、需要が増しているといえそうです。

参考元:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施|サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125

上記グラフでは、さきほどの動画広告の市場規模を広告商品別に示したものです。
こちらを参考にすると、2019年以降ではインストリーム広告や
インフィード広告の需要が増していることが伺えます。

尺の短いフォーマットで媒体との特性を踏まえて配信できる広告商品が伸びている状況です。
ぜひこちらの調査結果も参考にしてみてください。

動画広告とは。

動画広告とは、前述しましたがYouTube、Facebook、Instagram、
Twitter等に掲載できる動画広告になり、インストリーム広告、インフィード広告、
インバナー広告等の種類がございます。

インストリーム広告

インストリーム広告とは、Yotube、ニコニコなどの動画プラットフォームで
再生される動画内の広告になり、通常の静止画バナーよりも画面が大きく、
映像のため訴求力が非常に高いため、ブランディングや購買目的で利用されます。
ただ、ユーザー一人に対するフリクエンシーを注意しないとブランドイメージが

インフィード広告

動画広告におけるインフィード広告とは、Yahoo、Facebookなどのサイトにて
記事やコンテンツの間に配信できる動画広告になります。

インバナー広告

インバナー広告とは、通常のディスプレイ広告の配信枠に流すことができる動画広告になります。
動画サイトをあまり利用しないユーザーにも動画広告でリーチできることができます。

関連まとめ
YouTube広告を実施するための総合基礎ガイド【2020年版】

 

動画広告を活用することのメリットとデメリット

需要が拡大している動画広告ですが、動画広告を導入する際のメリットや
デメリットについても知っておきたいところ。ここでは、詳しくご紹介します。

動画広告を活用することのメリット

静止画よりも商品やサービスの魅力を端的に伝えられます

静止画ですと、商品やサービスの利用するメリットや魅力、
詳細な機能まではうまく伝えられません。

しかし動画広告であれば、短時間でもユーザーに
商品やサービスの使い勝手、魅力、機能などをアピールできます。

これは動画の特性ですが、動く映像は視界に入りやすく、
ユーザーに商品をまず見てもらえるという特徴があります。

映像にしているため文章を読むよりもユーザーの負担が少なく、
視覚的なイメージで訴求できるため、短時間で要点を伝えることが可能です。

特に、文章だけでは商品やサービスの魅力を伝えにくいものや使い方や
特徴を説明することが難しいものに関しては向いていると言えます。

商品やサービスの使用感を伝えられます

ユーザーは少しでも気になる商品やサービスがあった場合に、
検索画面で口コミを調べることが多いです。

これは、現代の消費者購買行動と呼ばれる「AISASの法則」でも明らかです。
商品をAttention(認知)したユーザーが商品にInterest(興味・関心)を持つと、
Search(検索)という行動へ移行します。

詳しくは、AISASの法則を解説した以下の記事をご覧ください。
https://www.nichemedia.jp/jirei/nandemokoukoku/4640
ユーザーは商品の使用感が気になり検索窓に「〇〇 口コミ」といった形で入力します。

あくまでも一例ですが、ユーザーは気になる商品の実際の使用感を知りたいので、
動画で商品の使用感を訴求できることは動画広告最大のメリットになるでしょう。

商品やサービスを利用する人々の様子を動画に挿入することで、
購入後の使用イメージが湧き、ユーザーの購買意欲を刺激します。

また、実店舗や施設の様子を動画に挿入すれば、
あたかも自分がサービスを利用しているかのような気持ちになり、
実際にお店に行くイメージが膨らみます。

このような擬似体験を通して「私も行ってみたい」と
インパクトを与えられるのは動画広告ならではでしょう。

言語による壁がない

動画広告は、テキスト広告などのように言語に左右されることがありません。

たとえば、まだ文字が読めない小さなお子様や活字離れが進む若者、
言語が異なる外国人にも動画なら商品やサービスの魅力を伝えられますよね。

1分間の動画を文字情報に換算すると、180万文字の情報伝達能力があるという研究結果もあり、
文字よりも視覚的により多くの情報を短時間で伝えられます。

言語による壁がないため、より多くの見込み客にアプローチできます。

視覚だけでなく聴覚にもアプローチ可能

人間には五感と呼ばれる「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」がありますが、
そのうち9割以上の情報を「視覚(87%)」・「聴覚(7%)」から受け取ると言われています。

動画広告では、当然ながら視覚と聴覚どちらにでも訴えることができるため、
人間の五感に映像と音でアプローチできます。

ユーザーにこんな気分にさせたいという場合には、
ユーザーに適した音楽を用いて訴えることもできます。

効果測定を実施し、改善も可能

同じく映像を用いて集客を行うテレビ広告でも、分析や改善を行うことが可能ですが、
動画広告は効果測定ツールを用いて、
より詳細に表示回数・再生回数・ユニーク視聴者数などで分析が可能です。

配信した動画広告ごとに反響率などを分析すれば、次なる動画広告の施策立案につながります。

動画リリース後に高い集客効果が得られなくても、徐々に検証と改善を繰り返すことによって、
反響が得られる動画をリリースできるようになります。

一度反響が拡散されれば集客効果と費用対効果がアップ

たとえば、同じインターネット広告である
ディスプレイ広告などで反響が拡散されることは稀ですが、
動画広告であれば一度話題を集めると、SNSやYouTubeなどで急激に拡散されます。

動画広告を見たユーザーに共感を与えたり、面白いコンテンツを作ることができれば、
少ない広告費用で多くの宣伝効果が得られるでしょう。

動画広告を活用することのデメリット

制作費用がかかる上、リリースまで時間を要します。

静止画やテキスト主体のディスプレイ広告などとは違い、
動画広告の場合には映像を作成するための時間と費用がかかります。

自社で動画を制作できる体制があれば、追加費用などはかかりませんが、
広告代理店や動画制作会社などに依頼していることも多いですよね。

このような場合には、動画の素材撮影から構成など一定の工数がかかり、
そこに修正が発生した場合にはさらに所用時間が増加します。

静止画の修正とは違い、動画の場合には軽微な修正でも時間がかかることもあり、
それに伴ってコストも増加します。

動画広告単体は比較的、費用対効果の高い広告形態ではありますが、
導入までにどのくらいの時間とコストがかかるのかをしっかり検討した上で導入しましょう。

動画のクオリティが集客効果に大きく関わります。

視覚や聴覚で訴える動画広告では、動きと音のクオリティが集客効果に大きく影響を与えます。

これは視聴者に伝わりやすい動画広告ならではという側面があります。

動画のクオリティが高ければ、ユーザーが商品やサービスに対して興味や関心を持ち、
購買意欲に繋げることができますが、クオリティが低ければ即座に
離脱されてしまう可能性もあり、集客効果が期待できません。

動画のクオリティを高めるためには、自社商材がどのようなターゲットにささるのか、
またターゲットユーザーからの興味関心を得るためには、
どのようなコンテンツを発信すれば良いのか、詳細なペルソナ設定と事前分析をする必要があります。

市場規模が拡大している動画広告とはいえ、
ただ動画を配信すれば良いというわけではありませんので、
事前にしっかりとユーザーリサーチをかけたいところです。

最初の5秒でユーザーを掴まないとスキップされるリスクもあります。

たとえば同じ動画広告であるテレビCMなどは、テレビの電源が付いている限り、
強制的に放送されますが、YouTube広告に導入されている
スキップ機能付きのインストリーム広告などは、ユーザーがスキップ可能です。

最初の5秒間でユーザーの興味を引く動画を配信できなければ、
それ以降はスキップされてしまうことも。

その他、インフィード広告を導入しているSNS広告などの場合、
興味のない動画広告ならユーザーが簡単にスクロールすることが可能ですよね。

動画広告は、最初の5秒でいかにユーザーの心を掴めるかが肝心と言われており、
いかに注目される動画を作成できるかで集客が左右されます。

ユーザー一人あたりの表示回数が多すぎるとブランドを毀損させる可能性があり。

最初は気に入って視聴した動画でも、繰り返し表示されるとスキップするのが
面倒くさいなどのネガティブな感情を持つユーザーを増やしてしまいます。
ブランド価値を向上させるためには、ある程度の接触頻度は必要です。
ただ、行き過ぎてしまうと逆効果になってしまうので
細心の注意を払ってフリークエンシー数を決める必要があります。

主な動画広告の配信先における広告フォーマット

ここでは主な動画広告の配信先における広告フォーマットについてご紹介します。

TrueViewインストリーム動画広告

全世界約10億人に利用されている世界最大級の動画サービスプラットフォームです。

YouTube動画広告には「TrueViewインストリーム広告」「TrueViewディスカバリー広告」
「バンパー広告」など複数の広告種類がございます。

その中で、最も利用されているのが「インストリーム広告」になります。

インストーム広告の概要は次の通り。

<掲載場所>
YouTube動画コンテンツ内部<掲載の仕組み>
動画広告の再生前後、または再生の途中に広告が配信される
広告は配信されると5秒経過後にユーザーにより広告をスキップ可能<料金>
広告を視聴したユーザーが動画広告を30秒間視聴した際に課金されます
30秒未満の広告動画の場合には、動画の最後まで視聴した場合に課金される仕組みです

 

関連まとめ
TrueViewインストリーム広告とは?その特徴 課金条件に関する視聴の定義、ターゲティングを解説

 

TrueViewディスカバリー広告

同じく動画プラットフォームであるYouTubeに動画広告を掲載できる
TrueViewディスカバリー広告」は、YouTube内の検索結果画面や
動画再生ページの右上部に広告が掲載される仕組みです。

概要は次の通り。

<掲載場所>
YouTube内の検索結果画面
YouTube内の動画再生ページ
YouTubeのモバイルアプリのトップページ<掲載の仕組み>
サムネイルとテキストで広告が表示され、クリックすると広告動画が再生されます。
インストリーム広告のように本編動画を再生すると自動的に配信される広告とは違い、
ディスカバリー広告はユーザーがクリックすることで再生される広告のこと。<料金>
ユーザーが動画広告のサムネイルをクリックして広告が視聴されることで料金が発生します。
ユーザーが興味のある広告をクリックすることで料金が発生するため、コンバージョン率の高さがメリットです。

 

TrueViewバンパー広告

ユーザーが閲覧している動画の途中や
前後で再生される6秒以下の広告が「バンパー広告」です。

インストリーム広告とは違い、ユーザー自身で広告をスキップすることはできず
広告表示回数によって課金される仕組みです。

バンパー広告の概要は次の通りです。

<掲載場所>
YouTube内の動画再生ページ、動画の途中や前後に表示されます。<掲載の仕組み>
バンパー広告は、ユーザーがスキップすることができない特性があります<料金>
バンパー広告は、広告表示回数1,000回ごとのインプレッション課金型です。
6秒という限られた時間内で自社商材の魅力をアピールできます。

 

関連まとめ
バンパー広告とは?成果を上げるために必要なメリットや効果などの知識、入稿規定、設定方法および活用事例を紹介

 

Facebook/Instagram動画広告

FacebookやInstagram広告は、運営会社がFacebook社ですので、
同じプラットフォームに動画広告を配信することが可能です。

Facebook、Instagram広告の概要は次の通り。

<掲載場所>
フィード
ストーリーズ
ゲームパートナー<掲載の仕組み>
フィード中に動画広告が掲載され、フィードをスクロールしたユーザーに表示されます
ストーリーズ、ゲームパートナーズ
動画コンテンツの再生前後、または再生中に表示<料金>
15秒再生するごとに料金が発生
動画をリプレイした時間は除外

 

Twitter動画広告

Twitter動画広告とは、Twitterのタイムライン内に動画を掲載できる仕組みになります。

Twitterの世界ユーザー数は、YouTubeほどではありませんが、
それでも3億5,000万人ほどいると言われており、
中でも20代〜30代までの利用者が多い傾向にあります。

Twitter動画広告はタイムラインに表示されるため、
一度注目されれば非常に拡散性の高い広告と言えるでしょう。

Twitter動画広告の概要は次の通りです。

<掲載場所>
タイムライン
プロフィールおよび詳細ページ
検索結果ページの上部<掲載の仕組み>
ツイート本文半角280文字で入力
動画の長さは2分20秒以内<料金>
動画がタイムラインに100%表示されてから、3秒再生するごとに課金されます

 

レスポンスが出る動画広告の作り方

ここでは、レスポンスが出る動画広告の作り方について、
どのような点に気をつけて作成すれば良いのかをお届けします。

ストーリーテリングの構成を意識して

動画制作に入る前に高い注目を集められる動画とはどのようなものでしょうか。
動画制作で重要になるのは「ストーリーテリング」と呼ばれる構成です。

ストーリーテリングとは、物語や昔話などのような構成を考えることとなります。
主な要素は次の通りです。

①ストーリーの主人公の登場
②主人公に訪れる課題や問題
③②を解決するための解決策や成長の提示
④最後はハッピーエンド

 

このような構成を意識することで、自社商材に対するターゲット層が
明確になるだけでなく、商材の見せ方も工夫できます。

動画の長さは3分程度を目安に

Twitter動画広告など、予め動画時間が決まっているものもありますが、
YouTube動画広告などは3分を目安に作成すると良いでしょう。

商品やサービスにせっかくユーザーが興味を持ってくれても、
動画が長すぎてしまうと内容に飽きられ、離脱につながる可能性があります。

また、3分以内で極端に短い動画ですと、
商品やサービスについて興味を抱く前に終了してしまいますよね。

このようなことから、3分程度を目安に作成することをおすすめします。

さらに、3分の動画でちょっと短いと感じたユーザーのために
「続きはこちら」などクロージングの静止画を挟むことで、
WEBサイトやLPに誘導することも可能です。

最初の5秒が勝負

特にYouTubeのインストリーム動画広告などに言えますが、
5秒以降はユーザー自身でスキップすることが可能。

つまり動画広告をスキップされないためには、
最初の5秒でユーザーをぐっと引きつける動画を作成することが重要です。

さきほどもご紹介した「ストーリーテリング」等を活用して、
特に最初の5秒は強く意識しましょう。

動画広告の事例をご紹介

ここでは、実際に動画広告を活用した事例をご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてください。

スキーツアーの動画で顧客に擬似体験を提供「Majestic Heli Ski」

「Majestic Heli Ski」は、スキー専門のツアー会社です。
元軍人でヘリコプターの操縦士であったオーナーが運営しています。
アラスカの遠隔地へとお客様をヘリコプターで送迎し、
広大なフィールドで思う存分スキーを楽しめる環境を提供しています。

しかし、競合会社は1万もおり、
その中で新規顧客獲得を行うのは容易ではありませんでした。

そこで、広大なアラスカの地でスキーを楽しめる臨場感を、
実際に滑るさまや空撮動画、さらには実際に宿泊するロッジの生活感と共に、
YouTube動画広告で出稿しました。

その結果、動画視聴者が実際にツアーを体験した気持ちになれると大きな反響を生み、
創業当時と比較して約400%以上の顧客獲得に成功しました。

ストーリーテリングとサービス内容、動画との相性が合致し、
毎年25%も売上が増大しているそうです。

まとめ

動画広告市場は伸長しております。
インバナー広告という形で、動画プラットフォーム以外でも
動画広告が配信できるサイトが急増しております。
ただ、動画広告への出稿をご検討される方には、
まずは主な動画広告配信先であるYouTube、Facebook、Instagram、
Twitterの攻略をおすすめします。
多くのユーザーを抱えているのでターゲティングを細かく設定しても
それなりのボリュームで広告を配信することができます。
1ユーザーに対するフリークエンシー数を気にしながら、
ぜひ動画広告にチャレンジしていただければ幸いです。

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